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NO.5 北ヨークシャーの英国式庭園を訪ねて
ヨークシャーには著名な英国式庭園が数多くあります。
ヨーク観光局の推薦・紹介とヨーク公認ガイドYork Japanese Language Services :小島志野さんの案内で北ヨークシャーのイングリッシュ・ガーデンを訪ねました。

(1)カッスル・ハワード(Castle Howard)
「メアリの花園」の舞台のイメージ・モデルとしてのカッスル・ハワードは1,000エーカー(約400ヘクタール)もの広大な敷地に18世紀の代表的な風景式庭園が広がっています。湖・川・森林をはじめ4,000本のバラが咲くローズ・ガーデンなどが配置され、あたかも自然の風景のように仕上げた庭園です。庭園内にあるアトラス彫刻の噴水やアポロン像など数々の彫刻や建造物が印象的です。カッスル・ハワードの案内役ジェーン・ブラント(Jane Blunt)さんは「風景式庭園では主にヨーロッパの彫刻や建造物などを模倣して取り入れ、他国のすばらしいものを参考にして、新しい伝統を作り上げてきたのです」と言っています。



噴水

カッスル・ハワードの入口


アーチ
 


ローズ・ガーデン


(2)リプリー・カッスル(Ripley Castle)
700年の歴史を持つリプリー・カッスルはイングルビー家が管理・維持のもとに代々受け継がれています。城主のサー・トマス・イングルビー(Sir Thomas Ingilby )さんと、日本語を勉強中でアニメ好きな息子さんに、お城の中とウォールド・ガーデンを案内していただきました。湖のある広大な庭、鹿の公園、ウォールド・ガーデンの中の野菜園、ハーブ園、温室など、とてもすばらしいものでした。



お城入口

奥には温室がある


菜園
 

ウォールド・ガーデンの一部


庭師が居住するところ


(3)スカンプストン・ホール&ウォールド・ガーデン(Scampston Hall & Walled Garden)
ヨーク観光局のレズリー(Lesley Wragge)さんがおすすめの新しいウォールド・ガーデンです。荒れ果てた庭を改造して5年、2004年夏に開園したオランダ人のデザイナーによる庭園です。オーナー(Sir Charles)の奥様・リガード夫人(Lady Legard)に案内していただきました。ご夫人お好みの、風になびく背の高い草などを配したアイデアが随所に生かされたお庭で、伝統的なヨークシャーのイメージとは違ったシックで斬新な面も持つ庭園です。



ウォールド・ガーデン

レストラン


草花に囲まれて
 


ウォールド・ガーデン


(4)ラスティンガム・グレンジ(Lastingham Grange)
カントリーハウス・ホテルのラスティンガム・グレンジは蒸気機関車が走るノース・ヨーク・ムーアズ国立公園へ向かう途中にあります。カッスル・ハワードの案内役ジェーンさんの紹介で、興味深いお庭があるとのことで訪問しました。オーナーご家族(Wood Family)総出のお出迎えを受け、息子さんの案内でお庭を見学させていただきました。このホテルは17世紀の農家だったものを19世紀前半にカントリー・ハウスとして改造したものだそうです。



石で造られたカントリー・ハウス



ホテルの前庭
 

庭の中にある子供たちの遊び場
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